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「羽田みらいサイエンスギャラリー」のオープンについて

2020.09.15
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羽田空港跡地第1 ゾーン整備事業としてこのたび開業した大規模複合施設「羽田イノベーションシティ」内に開設される「羽田みらいサイエンスギャラリー」にて、理化学研究所(理研)監修による常設展示「ハローマイワールド わたしたちは細胞でできている展」が9 月18 日8 時にオープンします。「羽田みらいサイエンスギャラリー」は羽田みらい開発株式会社が会場を提供し、本展示は鹿島建設株式会社および空港施設株式会社が協賛しています。「ハローマイワールド わたしたちは細胞でできている展」では、細胞についての研究の面白さを来場者に伝えることを目指しました。本展示の中心となるのは、小学校低学年のお子さんでも直感的に操作できる映像体験装置で、実際の研究成果に基づいて再現された細胞の世界を楽しむことができます。本展示を監修した理研生命機能科学研究センター合成生物学研究チームの上田泰己チームリーダーと洲﨑悦生客員研究員らは、動物の臓器や全身標本を透明化し細胞一つ一つを解析する技術を開発し注1)、全ての細胞の位置をコンピュ
ータで三次元的に再現した地図「CUBIC アトラス」を作製しました注2)。CUBIC アトラスでは、タッチパネル式ディスプレイを指で操作して、移動したり拡大したりすることにより、任意の細胞の位置をクローズアップできます。本展示では、マウス脳のCUBIC アトラスの操作を擬似的に体験することで、細胞を探る研究の一端を実感いただけます。加えて、組織透明化の研究に使用した実験試料も展示しています。