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【イベントレポート】アートフェスティバル-つくろう!!!!-が開催されました

2020.12.05
EVENT

11月最後の土日、「アートフェスティバル -つくろう!!!!-」が開催され、子どもから大人まで思い思いに形をつくり出したり、絵を描いたり、作品やパフォーマンスに見入ったりと、アートを身近に感じられる週末となりました。

メイン会場となったアーティストヴィレッジ(左)とHICity Square(右)

アーティストヴィレッジに新たなアートが登場!

羽田ならではの広い空を感じながらアートと過ごすことのできるアーティストヴィレッジ。アート遊具が常設されていますが、この日、新しいアート作品が加わりました。大田区ゆかりの4人のアーティストのアートをプリントした「テント×アート」のお披露目です。

テントアート4作品 左上から「Sky and surroundings」(有田依句子)、「WORLD WALK」(Rio. Nakano)、「イロの鳴る島に 再生する 青はいつになく優雅に舞う」(神山麗子)、「The Seazon」(木下ユリカ)

28日(土)の午前中には、「タープ×アート」ワークショップも開催されました。テント制作に携わったアーティストたちと子どもたちが一緒になって大きなタープに絵を描いていきます。普段では考えられない大きさのキャンバスに、伸び伸びと集中して取り組む姿は微笑ましくも、頼もしくもありました。

絵画教室「アトリエマーサ」にも協力いただき、完成したタープは芝生広場に張って展示された

翌29日(日)には、ガラリと変わってドッヂビーの体験会。
ドッヂビーとは、布製のフライングディスクと、それを使ったスポーツのことです。怪我の心配がないという高い安全性から小学校の授業でも取り入れられるほど。

まずは投げ方を練習し、慣れてきたところでゲームに挑戦!ルールはドッジボールと同じなので、説明はほとんど要りませんね。性別や年齢に関係なく、その場に集まったメンバーですぐにゲームを楽しめるのもドッヂビーの特徴です。皆で1つのディスクを追いかけると、それまでの寒さも何のその。身体ポカポカ、大満足な時間となりました。

「フリスビーフライングピッツァ天空橋」では、ピッツァなどの飲食提供だけでなくドッヂビーのディスクの貸し出しも行っています。アート遊具とあわせて、身体を動かしに訪れるのも楽しいですよ。

HICity Square、いよいよオープン!

HICity Squareは、まちづくりの拠点の役割も担うカフェ&バーです。この週末にプレオープンし、さっそく3種類のイベントが同時開催されました。

1つ目は、大田区の町工場と連携して制作された立体構造アートのお披露目と、そのワークショップ。
構造美を追求する現代アーティスト・オオタキヨオさんからの「構造ってなんだろう?」という問いをきっかけに、それぞれの参加者が思い思いに形をつくっていきます。棒とジョイントという2種類のシンプルなパーツから、参加者の自由な発想によって多彩な立体が生み出され、最後の発表では思いもよらない造形にオオタさんが驚く場面も見られました。

2つ目は、「次世代工場見学!Avatar in Factory」。「おおたオープンファクトリー」とのコラボレーション企画です。
日本有数の'モノづくりのまち'である大田区の町工場を、1年に1度、一斉に公開して見学できる取り組みとして、10年間開催されている「おおたオープンファクトリー」。今年はオンラインでの開催となりましたが、HICityのオープニングイベントでも好評だった、アバターロボットを使ったリモート工場見学体験を実施。HICityからライブ配信しました。当日の様子は、アーカイブ動画をぜひご覧になってみてください。

3つ目は、音楽からデジタルアートを生み出す現代アーティスト・ナカミツキさんによるiPadを使ったデジタルペイントのワークショップ。
操作を教わりながら、好きなように色を塗っていきます。簡単にやり直しができるのはデジタルならでは!
合間にはナカさんのライブペイントもあり、生演奏の音楽に合わせてどんどん描き進んだり手を止めたりという創作の様子に見入っていると、出来上がるまでがあっという間に感じました。

オオタキヨオさんによる立体構造ワークショップ(上)、おおたオープンファクトリーとのコラボ企画「次世代工場見学!Avatar in Factory」(中)、 ナカミツキさんによるデジタルペイントワークショップ(下)

ほかにも盛りだくさん!

もうひとつアートワークショップが行われたのが、ゾーンJにある「クレアディスケ」。ブックショップ・ダイニング・ラウンジが一体となったコミュニティラウンジです。
普段から誰でも利用できるフリースペースとなっており、落ち着いた空間で、併設のレストランでの食事や、ディスプレイされた本をゆっくり楽しむことができます。

この日のワークショップは、「マスキングカラー」を使って透明なフィルムに絵を描くというもの。「マスキングカラー」とは、大田のお土産100選にもなっている、塗った後きれいに“はがせる”塗料のこと。少し厚めにインクを塗るのがポイントです。絵はしっかりと乾かした後、お店に貼ってもらえるそうで、自分の描いた絵がお店を飾るという、めずらしい経験をすることができました。

他にも、リムジンバスの新型車両の乗車体験や、東海大学付属高輪台高等学校ダンス部によるパフォーマンス、ボッチャ体験、ポップアップストア、夜には足湯でのプロジェクションマッピングなどが展開され、アートを中心に盛りだくさんな2日間となりました。

HICityでは今後もアートに関する取り組みを継続・発展させていく予定です。
立体構造アートはHICitySquareにて、マスキングカラーワークショップの作品はクレアディスケにて、ご覧いただけます。ぜひご来場ください。