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岡谷雄太が新チーム「HICity Racing Aprilia」結成!

2025.04.24
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2025年全日本ロードレース選手権JSB100クラスにフル参戦、 世界耐久選手権(EWC)鈴鹿8時間耐久参戦を発表!

岡谷雄太がチーム代表兼ライダーを務める新チームHICity Racing Aprilia(エイチアイシティ・レーシング・アプリリア)の2025年のレース参戦発表を大田区羽田空港に隣接するHICityで行いました。

岡谷は1999年7月12日生まれの東京都大田区出身のロードレースライダーです。2018年全日本ロードレース選手権J-GP3クラスにデビュー、開幕戦で優勝を飾り、この年6戦中3勝と非凡な才能を示しランキング2位となりルーキーオブザイヤーを獲得。2019年よりFIMスーパーバイク世界選手権(World SBK)併催のスーパースポーツ300世界選手権(World Supersport 300・WSSP300)にフル参戦を開始し2020年には同クラス日本人初ポールポジション、日本人初表彰台、日本人初優勝を達成と海外でも注目選手となりました。同期にはロードレース世界選手権MotoGPの小椋藍、Moto2の佐々木歩夢らがおり、彼らに匹敵する逸材であることが知られています。]

昨年は帰国し全日本参戦すると同時に新たな夢に向かってのチーム立ち上げに奔走し、日本の工業地帯の中心地のひとつである大田区の地元企業のテクニカルサポートを得てチームが結成されました。
全日本ロードレース選手権JSB1000クラスにフルエントリーし、鈴鹿8時間耐久ロードレースには、エクスペリメンタルクラスで出場を目指します。
マシンはアプリリアRSV4 1100 Factoryとなり、鈴鹿8時間耐久に、エクスペリメンタルクラス(実験的クラス)での参戦を予定しています。大田区の企業の方々のアイディアや技術を結集しオリジナルフレームの制作。さらにカーボンニュートラルな素材を使うマシン造りを目指します。
将来的には、その技術で開発されたマシンでロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦し、岡谷が世界チャンピオンとなる壮大な計画があることもメディア取材で語られました。

会見場となったHICityは、羽田イノベーションシティの略称で、観光施設として大田区の町おこしの役割を担いつつ、スマートシティ(次世代都市)のモデルとして最先端技術を駆使した町作りも行っている大型複合施設です。施設内にはバイクのシミュレーターを開発している『PROTOTYPE』を始め様々な企業も名前を連ねています。
岡谷は『PROTOTYPE』のテストライダーも務めており、渡辺光章CEOは「シミュレーターの精度を高め、バイクメーカーさんのテスト走行への活用や、エンターテイメントの分野で憧れのバイクを操作することが出来るリアルな体験を提供したい。そこに到達するためにトップライダーである岡谷選手のライディング技術が役立っている」と語りました。岡谷はライディングギアの下にセンサーを付けサーキットを走行し、様々なデータを提供しています。

HICity統括責任者の加藤篤史氏は「大田区出身の有望な若手がいると知人の紹介で岡谷選手と出会いました。岡谷さんには子供たちを対象に電動バイクの試乗会を、ここで開催するなど、モータースポーツと触れ合うことが出来るようなイベントを通じて、未来につなげていこう、外に向って大きく発信していこうという姿勢が非常に素晴らしく、モータースポーツの新しい技術、ものづくりを通しての文化、イノベーションの可能性は、この施設の精神ととても相性がいい。すぐそばに空港があり、この地から日本中、世界中に、技術や文化を発信したく、岡谷選手を通してHICity をPRして頂きたいですし、私たちも一生懸命応援したい」と語った。

岡谷は「自分自身がチームを立ち上げて全日本最高峰であるJSB1000クラスに参戦することになるとは思ってもいませんでした。昨年まではライダーのひとりに過ぎなかった自分が、たくさんの方の励ましや、応援でチームを結成し発表会にたどり着けたことをご協力いただいた皆様に感謝します。
HICityで大田区の町工場の金属加工や樹脂成型、カーボンなど、バイクに生かせる可能性がある技術、すでに生かされているものを教えてもらい、ただレースをする。速く走るというだけではない夢が出来ました。
5年計画でMoto2チャンピオンになるという目標に向かって努力して行きます。今、25歳なので、30歳のときに世界一を目指す環境を整えたい。大田区は世界に誇る技術を持っている地域で、そこで、育った自分だから、やらせて頂けることに感謝しながらも、自分がやらなければならないプロジェクトだと誇りを持って挑みたい。下町バイクを世界1に押し上げ、この技術を加藤さんがおっしゃったように、日本、世界へと広めたいです。まずは、もうすぐ開幕となる全日本選手権に集中します。ぜひ、どんな挑戦をしているのを見て頂きながら、応援をよろしくお願いします」と語った。

「HICity Racing Aprilia」の挑戦が、もうすぐ、始まります。
「HICity Racing Aprilia」参戦日程
○2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ
4/9-10-PRE-TEST “Round ZERO”モビリティリゾートもてぎ(栃木)
第Ⅰ戦 4/1ANDWEAR 9-20 もてぎ2&4レース モビリティリゾートもてぎ(栃木)
第2戦 5/24-25 スーパーバイクレース in SUGO スポーツランドSUGO(宮城)
第4戦 8/23-24 スーパーバイクレース in もてぎ モビリティリゾートもてぎ(栃木)
第5戦 9/13-14 スーパーバイクレース in 九州 オートポリス(大分)
第6戦 10/4-5スーパーバイクレース in 岡山 岡山国際サーキット(岡山)
第7戦 10/25-26 第57回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 鈴鹿サーキット(三重)
○世界耐久選手権
第3戦 8/1日~3日 コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会、日本・鈴鹿サーキット
岡谷雄太ファンクラブ『ロクイチ』
チームの活動をお知らせしますので、ぜひ、アクセスして下さい。

※取材依頼・問い合わせなどは、こちらからお願いいたします。

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